心が風邪をひく

心の風邪ってなんだろう

朝起きて気分がいい、さあ今日も元気にがんばろう。 こういう方は「心の風邪」ではないでしょう。 皆さんもご経験があるはずです。実際に風邪をひいて 朝起きたときに「ひどい頭痛、熱」に悩まされ今日がんばれないな。 心も風邪をひきます。朝おきてもやる気が起きない。ご飯食べる気にすらならない。 実際の風邪との違いは、見た目で分かるか分からないかの差だけです。 うつ病ってこういう病気です。 なんとなく気分が重い、こういうのがいわゆる風邪のひき始め。 誰でもかかります。そして治すのに苦労します。 普通の風邪もちゃんとすれば治ります。場合によればほっといても治ります。 ですが周りの方がきちんとした対応をしてくだされば、早く治る、楽になるでしょう。 心の風邪(うつ病)も同じなのです。きちんとした対応、接し方があるのです。

接し方、まちがっていませんか

前段のとおり、普通の風邪と同じものだと思ってください。 極端な話ですけれど。 風邪をひきました、と会社で言うと「何をしているんだ」と怒られるような接し方。 こういうことされるといやですね。 うつ病、心に風邪をひいてしまった方も同じなのです。 接し方のポイントは3つ。 1.あせらないこと うつ病は治らないものではありませんけれど時間がかかり、なおかつ難しいです。 あせらないでゆっくり見守ってください。 2.感情的にならない 怒ってもいけません、やさしくしすぎてもいけません。この接し方は難しいです。 ご自分が風邪をひいているとき、どういう風にしてほしいか考えてもらえると分かりやすいかと感じます。 症状や人によりますので、絶対にこうだと言う方法がないので難しいのですけれど。 感情的になってぶつかっていくというのは、よくありません。 3.話すのではなく、聞く。 これが少しだけ通常の風邪と違うところかもしれません。 話しかけるのは有効な場合が多いのでしょうけれど、一方的に話すのはよくないです。 「話し上手」よりも「聞き上手」のほうが医師に向いている、と言います。 大まかですが、この3つが接し方のポイントです。

相手を追い詰めない接し方

うつ病の人は、基本的にネガティブな状態でいます。常に自己嫌悪に陥っているので、それに拍車をかけるような言葉を浴びせてはいけません。しかし、本人のためと思ってポジティブな言葉をかけたとしても、かえって追い詰めている可能性もあります。 まず、うつ病への同情として励ましの言葉をかけるのは良くありません。そして原因を突き詰めることも、本人が余計なことを考えてしまいます。うつ病の症状に対しても、非難することはさらに良くない発言です。これらを理解した上で、ありのままの状態を受け入れて温かく見守ってあげることが一番効果的な接し方となります。 うつ病は、心の弱い人がかかるものだと思われていた時期がありました。しかし医学の進歩により、心の弱さに関係ないということがわかっています。まずは、うつ病への偏見をなくし、症状を理解した上で思いやりを持って接していきましょう。